仕様
1. タイトル
「環境報告書」というタイトルは2004年度の時点では145と全体の半分を占めていたが、2005年度は426社中132社と、全体の3分の1の31%にとどまった。代わりに、昨今のCSRに対する関心の高まりから、環境報告に加え社会性報告も掲載した「社会環境報告書」が67社から164社「CSRレポート」は14社から81社と大幅に増えた。この傾向は今後ますます加速するものと思われる。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
2. 構成
タイトルの変化に伴い、環境報告のみの記載の企業は21.1%と減少傾向にある。一方、環境報告に加え、コーポレート・ガバナンスやコンプライアンス、顧客への安全・サービス、従業員の労働条件、社会貢献活動といった社会性報告を加える企業は36.9%、さらには環境報告、社会性報告に加え、経済面の報告も掲載したトリプルボトムラインの構成は13.1%、また顧客・株主・取引先・従業員・地域社会などステークホルダーごとに構成したものが4.0%となった。一方、上記の分類ではない「その他」が24.9%となっており、独自の構成を採用する企業も増えている。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
3. 発行企業/業種
全体的には昨年とそれほど大きな変化は見られないが、特に卸売業、保険、サービス、銀行・その他金融、不動産などの増加が目立つ。CSRの関心の高まりに伴い、環境負荷が比較的少ない非製造業でも、今後報告書を発行する企業が増えることが予想される。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
4. 発行月
発行のピークは株主総会が開かれる6月、もしくは上半期が終わる9月の2つに分かれている。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
5. ページ数
最も多いのは31ページ~40ページだが、半数近くの企業が51ページ以上となっている。従来の環境報告に加え、社会性報告が新たに追加されたことにより、ある程度のページ数が必要になっていることが予想される。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
6. 書体
一般的に可読性が高いといわれるゴシック体が7割以上を占める結果となった。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
7. 段組
ベーシックな2段組みが6割以上を占めた。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
8. 表紙デザイン
依然「植物」「自然」「地球」「生物」といった環境をイメージしたデザインが多いが、一方で未来、持続可能性(サステナビリティ)を連想する「子供」を用いる企業も見られる例も多かった。また、分類できない「その他」が4分の1近くを占め、企業イメージなどによって多種多様なものになっていることがわかる。

サンプル数:426社
※()内は「環境報告書/CSR報告書白書2004」のパーセンテージ
- CO2
- CSR
- CSRレポート
- CSR革新室
- ESG
- EU
- GRI
- IIRC
- SDGs
- YUIDEAセミナー
- アメリカ
- カーボンニュートラル
- サステナビリティ
- サステナブル
- サプライチェーン
- サーキュラーエコノミー
- セミナー
- セミナー開催
- ダイバーシティ
- プラスチック
- プレスリリース
- マテリアリティ
- リサイクル
- 中国
- 人権
- 再生可能エネルギー
- 取材記事
- 太陽光発電
- 情報開示
- 投資家
- 新型コロナウイルス
- 日本
- 東日本大震災
- 株式会社YUIDEA(旧:株式会社シータス&ゼネラルプレス)
- 気候変動
- 海外CSR
- 温室効果ガス
- 環境省
- 生物多様性
- 社会貢献活動
- 経済産業省
- 統合報告
- 統合報告書
- 自然エネルギー
- 電気自動車