ランキング・アワード紹介

日経アニュアルリポートアウォード

主催者 :
日本経済新聞社
関連URL :
http://adnet.nikkei.co.jp/a/ara/

目的

日本企業の発行するアニュアルリポートの更なる充実と普及を目的として実施される表彰制度。

評価対象

表彰制度に参加する企業のアニュアルレポート

結果発表時期

第22回(2019年度)は、2020年2月に日経朝刊・日経ヴェリタスにて結果報告特集が掲載された。

審査員

運用会社のファンドマネジャー、アナリストなど(約100名)。

歴史

1998年度から開催され、2019年度で22回目を迎えた。第11回(2008年度)からは、従来の「本賞審査」部門と「統合版審査」部門の基準を統一して審査を行っている。

評価のポイント

  • 第1次審査:1社のアニュアルレポートにつき、5人の審査員が審査基準に沿って採点、コメント。
  • 第2次審査:得点上位作品を対象とし、審査委員会でグランプリ、準グランプリ、優秀賞、特別賞を決定。

【一次審査基準のテーマ】
テーマ
評価の視点
①トップマネジメントのメッセージ(経営哲学・経営理念) トップの発する経営哲学・経営理念が明瞭で、時代を超えた説得力があり情熱を感じる。
②長期的企業価値向上を目指すための重要性(Materiality)の抽出 トップが描く経営理念をもとに長期企業価値向上を目指すにあたり、何が重要なポイントであるかについて整理されて述べられており、それが当該企業の置かれた環境から妥当である。
③中長期の経営計画の記述 中長期の経営計画が意欲的でかつ実行可能性が十分である。実行されることにより企業価値が向上する、と実感できる記述がある。
④中長期の財務政策の記述 中長期の財務政策に関する記述が、資金フロー・投資計画との関係も踏まえ丁寧に説明されている。
⑤企業リソース(経営資源)についての客観的な分析 経営資源の客観的な分析を企業内の様々な分野で行った上で、当該企業にとっての課題を記述している。
⑥リスクと機会についての記述 中長期に意欲的な経営計画を遂行する上で、当該企業に潜む特有なリスクを描出するとともに、機会についても記述している。
⑦財務・非財務のKPI(重要業績評価指標)の提示とその選択理由の記述 当該企業にとって重要な財務・非財務のKPIがピックアップされており、かつ意欲的なゴール・目標ゾーンが示されている。
⑧過去の財務データの記述と業績・中期経営計画の振り返り 過去の財務データの的確な記載があり、業績・中期経営計画の結果についての振り返りがなされている。未達成の場合の原因分析の記述が丁寧に記述されている。
⑨企業価値向上を支えるコーポレートガバナンス体制の記述 取締役会の活動状況・活動目的が、詳しく分かるように記述されている。
⑩長期の企業価値向上を支える重要な環境・社会項目の抽出 環境・社会の項目のうち、当該企業の長期企業価値向上にとって重要な項目の抽出が的確になされている。なぜその項目を選択したかの理由も示されている。

受賞企業一覧

日経アニュアルリポートアウォード2019 受賞結果と講評

グランプリ

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日立製作所
日立統合報告書2019

トップティアのアニュアルリポート

経営トップの熱い思い、イノベーションの加速に向けた一貫性のある成長戦略、リスクに対する考え方・対応方針など、全体を通して投資家に納得感を与える丁寧な記述が充実。情報密度が高く、日本企業を代表するトップティアのアニュアルリポート。

準グランプリ

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MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス
統合レポート2019

ハイレベルの開示をキープ

昨年のグランプリに続き、高レベルをキープ。グループ修正ROEから展開されるKPIと主要経営指標の実績開示は質の高い経営を示している。ガバナンス記述も透明性が高く投資家に有益。ESG事例で経済的・社会的インパクトを記載した手法も先進的。

中外製薬

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アニュアルレポート2018

コア要素の各記述の質が非常に高い

統合報告書のコア要素であるビジョン、ビジネスモデル、戦略、リスク機会、実績、ガバナンス、サステナビリティ、新中期経営計画策定の経緯など、各記述の質が極めて高い。支配株主との関係性と株主の権利・平等性の確保についての記載も高評価。

丸井グループ

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共創経営レポート2019

投資家への真剣な姿勢が伝わる

多様なステークホルダーとの対話を踏まえたリポートからは、株主・投資家との真剣なエンゲージメント姿勢がうかがえる。TCFDのシナリオ分析に基づくグリーンビジネスとリスク機会を金額ベースで開示した記述は今後のベストプラクティスになる。

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